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アニホムマツ工場
アニホムマツ工場

No.34, No.33, No.31, No.30, No.29, No.276件]

更新したらこのページでお知らせします。
お礼絵はちょくちょく更新予定。



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アニホムマツって?

アニメ『ポケットモンスターアドバンスジェネレーション』に登場するホムラ×マツブサのCP名称。
アニメ版の二人は、アニホム、アニマツ様とも呼称されます。
CVは藤原啓治様、風間勇刀様。

居丈高なホムラが、マツブサ様にだけは従順な忠犬のごとく付き従う……。
そして、これでもかというほど過保護にくっつく。そこには絶対に愛があります。

U-NEXTやAmazonプライムでご覧になれます。

ホムラ登場回……27、36、54、97、98話
マツブサ様登場回……97、98話
ほかマグマ団関連回……2、83、119話、映画七夜の願い星


【アニメ版マツブサ様についてわかること】
マグマ団のリーダー。
■犬が好き
 グラエナで周りを固めている上に、団員がヘルガーを連れている(アニメ版のみ)
■目的のためなら何でもする
 「アニメポケットモンスター全冒険バトル図鑑」より。本編では清純派のごとく振る舞っているのに……衝撃の事実。
■赤色と紫色が好き
 身の回りのものを赤と紫で固めている
 執務室の内装が紫
 藍色の珠の台座も紫
 ヘリコプターは赤と紫のツートーン
 マグマ団イケメン三銃士(ホムラ、バトラー、バンナイ)の髪色が紫
■世界征服を目論んでいる
 「ならず者の集団とはまったく違う/よりよい世界を作り出す」などと唱えているが、98話ナレーションであっさり「世界征服をもくろむマグマ団!!」とバラされる
■寛容
 部外者をひみつきちに入れてしまったホムラへ「まあいい😉」
 サトシの無礼な振る舞いに憤るホムラへ「まあいい😉」
 なおルビー・オメガルビー・アニメ版すべてのマツブサに「まあいい」というセリフがある
■面の皮がお厚い
 アオギリに何のメリットもない交渉を持ちかける(というか命じる)
 アオギリをなじりながら、自分もちゃっかり姑息な手を使っている
■お高くとまっている
 「無礼な!」「よかろう」などの高飛車セリフを繰り出す
■電波ちゃん
 「この星の謎を解明し……」「この星にコンタクトすること」という訳のわからないことを言い出す
■お話上手
 敵意剥き出しのサトシさえ惹き込まれる話術を展開。「マグマ団の理想は、部外者にも理解されるもの」と認識している畳む



【アニメ版ホムラについてわかること】
マグマ団の幹部であり行動隊長。
■マツブサ様が大切
 97、98話参照
■マツブサ様をすぐに腕の中にしまう
 97、98話参照
■冷静な性格
 「アニメポケットモンスター全冒険バトル図鑑」より。ただしマツブサ様の危機には冷静のれの字もなく、画面外から横スライディングで駆けつけた
■人の話を聞かない
 本編参照
■マグマ団以外のすべてを見下している
 36話、クスノキ館長一人と対峙しているのに「どうせキサマ"ら"にはわからんだろうからな」と発言。マツブサ様とは違い、自分たちの理想を部外者が理解できるとは考えておらず、また、理解を必要としていない様子
■子供が嫌い
 一目で子供部屋とわかる空間を躊躇なく破壊
 崖っぷちに立つマサトたちへシャドーボールを放つ
 マツブサ様の前ですら、一貫してサトシ達を「小僧」と呼ぶ
■マツブサ様に長く仕えている
 歴代ホムラの中でも、口調がマツブサ様に似通っているのはアニホムだけ
 マツブサ様を「リーダー」等の肩書きではなく名前で呼ぶのもアニホムだけ
■マツブサ様といつでも一緒
 広い執務室の中でもマツブサ様の斜め後ろをしっかりキープ
 重要な局面でしか表に出ない(27話参照)いつもマツブサ様と本部にいるのだ
■手が大きい
 36話参照。大きい状態のモンスターボールを三本指で掴んで投げる
■ボールは右投げ
 36話参照。歴代ホムラの中でも右投げはおそらくアニホムのみ。
 元祖ホムは左投げ確定(公式絵)、ほむほむも左投げっぽい(お天気研究所にて左手で人をぶつ)、スペホムも左投げっぽい(石を左手で投げている)畳む



※この記事は随時更新されます




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202510070635222-admin.jpegDB DAIMA グロリオ・グロアリDB DAIMA グロリオ・グロアリDB DAIMA グロリオ・グロアリ畳む


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愛猫擦り寄る


「ふふ……愛おしい。余を守り、愛し抜く手だ」

 テランスの右手を撫でまわす、高貴な猫がそう鳴いた。
 指先から指の股をつうっとなぞり、手のひらの硬い豆をちょいとつついては、嬉しそうにくちびるを緩める最愛の人。今にもごろごろと喉さえ鳴らしてくれそうで、テランスの眦は愛らしさにとろんと蕩けた。
 手付かずの左手で、じゃれつく頭を優しく撫でる。すると、ご満悦なはずの愛猫様から、間髪入れずにぴしゃりと跳ね除けられてしまった。
 首を傾げる。さて、なにがご不満なのか。右手は未だ、にぎにぎと遊ばれているのだが。
 もう一度、左手をそうっと近づけてみる。魅惑のかんばせに到達する寸前、理不尽な上目遣いに咎められ、ああなるほどと破顔した。

「私から触れるのは禁止なのですか?」
「そうだ。余がお前を愛する番だ」
「それは重畳」

 優位に立って胸を張る、その愛くるしさがじんわり胸に沁み渡る。大人しく弄ばれているうちに、テランスの硬い指の腹が、無垢なくちびるのうえに招かれた。
 ディオンには、気に入ったものを口元に持っていく癖がある。まるで幼子のような仕草だが、一番のお気に入りたるテランスは、もう何百回とそのくちびるで味あわれている。あどけなくもいやらしい、とっておきの可愛い癖だ。
 目を細めて、美しいくちびるをじっと眺める。紅を指さずとも桜色に艶めいて、撫でられれば撫でられるほど、甘く色づく彼のくちびる。視界と指先でやわらかなそれを感じて、ぱちぱちと光が爆ぜるようだった。
 もはやテランスの指が撫でているというより、彼のくちびるに愛でられているといった様相だが、その蹂躙は好ましい。
 うっとりと息を吐いたら、悪戯な上目遣いと目が合った。楚々として開いたくちびるから白い歯がちょいと覗いて、逞しい指を甘く食む。
 こうなると油断はできない。困ったことに彼の噛み癖は愛嬌も威力も絶大で、テランスをすぐダメにしてしまう。
 かじらないでくださいね、なんて建前だけの抵抗を示す前に、歯形がつくほどがじりとやられた。思わず笑う。マーキングなんてされなくたって、テランスはとっくにディオンのものだ。

「ディオン様は本当に私の手が好きですね」
「太くて硬くて筋張っている。勇猛な騎士の手だ。噛み心地もいい」
「味見ですか? お口に合えばよいのですが」
 「味なんかとっくに知っている。好きだから食べているのだ」

 噛み跡を、小さい舌がちろりと撫でる。指を咥えたままの双眸が、挑むようにこちらを向いた。挑む、というには熱と期待が大いにこもり、仔猫が腹を見せて万歳をしているような、勝ちを譲る眼差しだ。
 いじらしいおねだりに飛びつきたくなる心地を抑えて、テランスは紳士を装った。

「私から触れてはならないんでしたね?」
「……お前はときどきいじわるを言う」

 麗しいくちびるがむっと尖った。

「順番は守りませんと。それとも、『私が愛される番』はもうお終いですか?」
「……いじわるばっかり言う」

 ますます尖った。
 相好を崩して白旗を掲げる前に、ディオンの指先がテランスの左手を運んでいって、手のひらいっぱいにぺとりと頬をくっつけた。金糸がさらりと流れて光る。すべすべのほっぺを思うさま擦り付けられて、愛を囁く余裕もなくしたテランスは、忍び笑いもほどほどに額をこつんとくっつけた。
 
「今度は私が貴方を愛する番だ」
「うん。お前が欲しい。指では足りない」

 贅沢な睫毛の下から男をねだり、お気の向くまま懐いて甘えて、尊大に私を炙って蕩かす、ヴァリスゼアいち可愛い愛猫。

「仰せのままに。私のディオン」

 擦り寄るくちびるに返事ごと食べられて、ちうちうと吸われるまま熱い吐息にねぶられた。

「いっぱいしてくれ……」
「欲張りさんだなあ。お腹いっぱいにしてあげますよ」
「ふふ! 残さず平らげてやる」
「ほんとに食べられちゃいそうだ」

 可愛いうなじにリボンを結んで、家猫にできたらいいのにな。
 叶わぬ夢想はさておいて、くにゃりとしなだれとびきりの媚態を見せる恋人に隅から隅まで味わってもらうべく、テランスは愛しい身体に覆い被さった。


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たまゆらの微睡に添う


 テランスはときおり、たとしえない懺悔の心に見舞われる。

 組み敷かれてなお清らかに咲く恋人の、慈愛の色に染まるくちびる、悦びにもえたつ身体のなだらかな稜線、きららかな頬をつたう涙のひとすじ、そうしたものを認めたとき、テランスの胸は掻き乱れ、許しを請わせてもらえぬものかと、たけりたつ楔を突き入れながら膝をついて頭を垂れてしまいたくなる。
 彼を抱いているときはいつも、罪なき喉笛に噛み付いて、純白の羽根を煩悩に染め上げていくような、そんなさまを己のうちに広げている。いつしか終わりに手招かれたとき、神の御許へ召されるべきディオンが欲に濡れそぼった翼のせいで羽ばたけず、共に地獄へ向かう羽目になったとしたら、己が彼を貪り尽くしたからに違いない、と。
 けれど、その奥深い混迷を見透かしたかのように、ディオンは力強い男の手でテランスの背をかき抱いて、契り結ぶそこをみだりがわしく蠢動させて、「テランス……」と口端を上げて愛を呼ぶ。ひとつに交ざる身体を無上のようにうち震わせ、無垢なる幻想を脱ぎ捨てて、私は果ててなおお前と共に在るのだと、言外にテランスの魂を愛撫する。
 極上の馳走を貪り、暴いて、腹の奥に迎え入れられながら、身勝手に哀れな仔犬の面で鼻を鳴らしていたテランスは、そうして同じだけの愛欲に浸されて、拘泥を深いものにする。
 互いをくまなくまさぐって、触れぬところのないほど愛を確かめ合ったあと、テランスはいつも恋人の無垢な寝顔を眺めて、ディオンのすべてを胸に刻んだ。
 テランスの目は、愛しくまろいディオンを余すことなくつぶさに映す。なにより気高いその光は、テランスの目を焼くことなく楽しませ、ただ在るだけで肌に沁み入り心まで温める。波打つ純白のシーツに横たえられた身体の、いかに冴え勝りまばゆいことか。足あとひとつ残せぬ高潔な雪原のようでいて、テランスにとってディオンはとこしえに絢爛の春である。
 乱れた金糸を優しく梳いた。頽廃の世にありながら、閉じた瞼に安らぎをのせる彼の四辺には、テランスが育てた眷恋の花が咲き誇っているようである。ディオンに注がれる溺れるほどの愛情、そのおこぼれを吸った花々はあるじに似て勇ましく、きっと太陽たる彼に向いている。これほどの想いは世に名高き斬鉄剣にも斬れまいと、幻想の花々で愛しい人を包んで満たし、ひとり笑う。
 衣擦れの音がして、微睡みのふちをさまようディオンのゆびが、テランスのゆびをひとつ、ふたつ、……しまいにはいつつ握って止んだ。あどけなく、無防備なようでいて、テランスの骨を抜くには十分な攻撃だった。

 テランスはときおり、たとしえない懺悔の心に見舞われる。

 けれどディオンの度量がその憂いを良しとせず、『私を愛せ』と熱烈に男を蕩かすものだから、テランスの仄暗きは照らされて、光の皇子の最たる伴として胸を張り、二本の足で立っていられる。
 荘厳な翼広げてテランスを招く、愛しいディオン。いつまでも彼の隣で、幸多からんことを願ってやまない。
 額にくちづけられた彼が睫毛をふるりと震わせて、しかし瞳をあらわすことはかなわずに、あえかな吐息を枕に落とした。

「余をひとり夢のなかに見送るつもりか。そうはさせない……」

 睡魔にどっぷり浸かったくちぶりで、再びふにゃふにゃとゆびを握りこまれる。テランスは布団よりも上等な体躯で彼を覆って、「おやすみディオン。いい夢を」と緩んだくちびるで、彼にとっておきの愛を捧げた。


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